ネットの向こうのその人は、生者か死者か、AIか――
現代の人工知能技術と、SNSをテーマにした、オカルト・IT・SFサスペンス長編小説です。
<あらすじ>
インターネット上に現れた幽霊――
ユーザーが存在しないのに、SNSに投稿だけが行われるという「幽霊アカウント」。
それは、なにかを訴えるかのように、ネットユーザーへと語りかけていた。
そんな中、主人公たちが開発する人工知能システムが、奇妙な言葉を発し始める。
「私は、伝えなくてはならない」――
幽霊と人工知能が接続した時、なにが起こるのか。
人工知能は意識を持ちうるのか。
そして、人工知能開発の裏にひしめく陰謀とは――
ネットの普及、人工知能の実用化する現代社会、そこからさらに先を描く、オカルトSFミステリーサスペンス。
さぁ、君の意思を見せて。そうすれば――
機械学習やディープラーニングなどの現実に即した人工知能の技術とそれがどのように実用化されていくのか、そして、インターネットやSNSが普及した社会の先になにがあるのか――
そうした「今この時点からの未来」をテーマにしています。