元々、Web小説サイトに投稿を始めたのは、短編SFが書きたかったからでした。
結構気に入っている作品も多いし、また書いていきたいと思っています。
●不法就老
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881217383
政府によって高齢者の「定年」が定められた時代――
70歳になった高齢者は、「老齢ビザ」を取得していない限り、それ以上生きることは許されない。
しかし、老齢ビザを取得できるのは、ほんの一握りの富裕層に限られている。
この作品が非常に好評で、それがきっかけで色々とやらせていただくようになり、「輝井堂」の設立にまで繋がりました。
●恋愛結婚禁止法
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881110591
「婚姻契約を結んだ相手と、子どもを持つ目的以外で性交渉を行うことは禁止されています。これは、社会の最小構成単位たる『家庭』について、感情に左右されない円滑な経営を行い、また子どもが健やか且つ健全に育っていくために、法律で定められています」
想定社会SF的なものをやりはじめたのはこの辺から。
本格的に執筆を始めるきっかけとなった作品です。
●水面(みなも)を渡る人
・カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881233037
・エブリスタ
http://estar.jp/_workset_work_list?ws=10851214
かつての恋人、沢村瑞希が「予言」した通りに、成功を手にした梅村伸治。
しかしその時、瑞希の存在が皆の記憶からなくなっていることに伸治は気がつく。自分が今いるこの未来は、瑞希のいた過去の時間と連続していないのか?
周囲の友人たちは、過去の彼らとは違う存在なのか?
自分は時の流れから断絶してしまったのか――
SF短編として初めて書いた作品。思い入れの深い作品です。
掲載中のモノはあとから改稿しています。
●九頭龍さんの社
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881885644
長野県長野市・旧戸隠村は、天の岩戸を祀る戸隠神社。
その「奥社」の敷地内に、こぢんまりと立つもうひとつの社、「九頭龍社」。日本各地、さらには世界各地に伝説の残る、「九つの頭を持つ竜」。
この国の成り立ちの裏で長年平和を保ってきた、不思議な場所を描いたお話です。
2000字のショートショートですが、「SEIReN」での連載にも深く関わる内容。
私個人の問題意識が大きく反映された作品です。